君が口にした他愛もない一言。 「貴方を本当の勇者にしてあげる」 俺はそれに笑って応えた。 「剣を教わったのじゃ足りないのかよ?ま、他にもなんかあるって言うんな らよろしく頼むぜ」 いつものじゃれあいの延長戦。 明日も続くと思っていた昨日の話。 優しくて幸せな現実はずっと望んだ夢を迎えて。 変わらぬ過去を呪う未来へと続いた。 それは決して望んではいけなかった夢のお話 夢叶ったことを後悔した勇者の物語